2026/01/20 10:41
はじめてこのノートに出会ったのは、
3週間ほどカナダに滞在していたときのことでした。
私は当時、友人のAngelaに道案内をお願いして、
バンクーバーダウンタウンにあるホテルに宿泊していました。
Angelaがジュニアスクールの先生だったため、
ジュニアスクールの子どもたちに日本文化を教えるという、
小さな授業をさせていただきました。
皆で外へ出て、だるまさんが転んだをして楽しみました。
Angelaの祖父祖母の住む島ナナイモへフェリーで渡った時の開放感。
今も鮮明に覚えています。
この旅の途中で雑貨店に入り、
棚に並んでいた、その一冊を見た瞬間、
「これは、ただのノートではない」と感じたのを覚えています。
価格は決して安くはない。
でもこのノートはきっと私の人生を良い方向へ導いてくれる。
そう確信して、
気に入った数冊のペーパーブランクスを私は購入しました。
フランスや東南アジアへ旅をするときは、
必ずこのノートをバックパックに入れていました。
東京へ出張するときも、
もちろん、共に歩きます。
地下鉄路線図を書き込み、時刻表を書き込み、
予定日程を書き込み、気づいたことはメモしています。
私は今も、このノートを使い続けています。
それは性能がどうこうの、
装丁が美しいからというよりも、
言葉を書く前に、
「この道具なら信頼できる」と
身体が覚えているからです。
このノートは、
何でも書くためのものではありません。
人生に何らかの意味を与えてくれるような、
”時間”を感じることのできる姿をしています。
Poet Songsでは、
私が実際に使ってきた、
あるいは今も使っている言葉の道具と、
これから使ってみたいと思える道具だけを並べています。
無理におすすめするつもりはありません。
好みは誰しも、年月により変化します。
それでも私は、長い年月にも耐えうるような、
いつまでも愛でることのできるような道具を、
これからも使い続けていきたいと思っています。
もし今、
言葉を書くための道具を探しているなら、
静かな時間の中で、
一度、手に取ってみてください。
Poet Songs店主
詩人 作詞家 Makoto
